ハヤテインベストメントは近年メディアへの露出が多く、話題となっているヘッジファンド会社です。
投資助言をしたヘッジファンドは賞を取るほどの実績をあげており、ロング・ショート戦略に強みを持つ企業になります。
中小型企業への投資を重視しており、ヘッジファンドも含む様々な事業を通して、社会への貢献を目標としています。
このような情報を知るうちに、運用しているヘッジファンドに興味を持った方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではハヤテインベンストメントの基本情報、評判や実績も含めて解説します。
また、同社のヘッジファンドの詳しい情報を知るためには、記事を読むだけでなくコンタクトを取る必要があります。
実際に連絡する前にハヤテインベストメントの特徴を理解し、投資の参考にしてくださいね。
ハヤテインベストメントの概要
社名 | ハヤテインベストメント株式会社 |
設立 | 2005年8月 |
拠点 | 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町6-5 兜町第6平和ビル2階 |
代表者 | 杉原 行洋 |
事業内容 | 金融事業
新規事業
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公式サイト | https://www.hayate.co.jp/ |
ハヤテインベストメント株式会社は、2005年に設立された金融関係を中心に事業を展開している企業です。
ヘッジファンド以外にもAIに関する事業も展開しています。
拠点の住所が公開されており、メディアへの掲載実績もあることから、実態のある会社であることが分かります。
事業の具体的な内容も含めてハヤテインベストメントの特徴を解説します。
ハヤテインベストメントの特徴
ハヤテインベストメントは、ヘッジファンドや投資信託への投資助言に加えて、AIを用いたフィンテック事業にも力を入れています。
テレビ東京や日本経済新聞の特集でも紹介されており、2019年頃から代表者の杉原行洋氏も含めてメディアへの露出が多いため、インターネット上でも話題です。
ハヤテインベストメントの最も大きな事業は、金融を通じた中小型の成長企業の支援であり、上場企業への資金提供をおこなっています。
上記の事業の一つとして、ヘッジファンドを運用しているので、投資家への収益の還元だけでなく、成長企業の支援も大きな目的といえるでしょう。
様々な社会問題を解決するためのディープテック事業にも取り組んでおり、AIも含めたフィンテックの研究を進めています。
他のヘッジファンドの会社と比較しても事業が多角的であり、ヘッジファンド以外の情報公開には積極的であるため信用性の高い企業といえるでしょう。
ハヤテインベストメントは、中小型企業への投資を支援目的だけでなく、投資戦略として合理的な理由で組み込んでいますので解説します。
ハヤテインベストメントの投資戦略について
ハヤテインベストメントの投資戦略は主に2つあります。
- ロング・ショート戦略
- 中小型企業への投資
それぞれ詳しく解説します。
ロング・ショート戦略を採用
ハヤテインベストメントが最も強みにしている投資戦略がロング・ショートを駆使した取引になります。
投資においてロングは買い、ショートは売りを表します。
ロングは株式を購入することであり、成長性の高い企業に投資することで株価の上昇を期待します。
しかし、ヘッジファンドはどのような相場でも収益を得る運用を目指す必要があるので、ロングだけでは株価の下落に対処できません。
そこで、売りから注文に入る空売りを利用したショートが必要になります。
ロング・ショート戦略に必要な空売りとは
空売りは将来的に株価が下落する可能性がある銘柄に先に売り注文をおこなった後に、その株式を買い戻すことで差益を得る投資方法です。
具体例をあげると、株価が10,000円の株式が8,000円に下がると予想したと仮定します。
この株式を空売りして、8,000円に下落した際に買い戻すと利益は差額となる2,000円分の株価になります。
ショートは株価が下落すると株主の利益になり、反対に株価が上昇すると株主の損失です。
よって、ロングとは反対の条件で損益が決まるので、組み合わせることで株価の上下にとらわれずに利益を出せます。
ハヤテインベストメントではロングで株価の上昇に合わせて利益を狙い、ショートで株価が下がった場合のリスクヘッジをおこないます。
このような投資戦略のことをロング・ショート戦略と呼び、様々なヘッジファンドで利用される投資方法になります。
中小型企業への投資
ハヤテインベストメントは中小型の成長企業にこそ投資機会が存在していると考えています。
なぜなら、中小型企業はメディアへの露出が大企業と比較して低く、機関投資家による企業調査が行き届いていないからです。
また競合が少なく、価格形成がゆがんでいることもあるので、割安の成長企業が放置される場合もあるようです。
同社はこのような中小型企業に着目し、年間数千件にも及ぶ徹底した企業調査をおこなっています。
実際に企業や、運営する工場・店舗の足を運び実地調査をおこないながら、企業の成長戦略を分析しています。
ヘッジファンド会社で運用に関わる職員のことをアナリストと呼びますが、同社ではアナリストごとに業種などの担当を決めないのも特徴です。
業種や産業に縛られず、アナリスト自身が考えて調査をおこなえるので、柔軟な調査ができる環境作りに努めています。
ハヤテインベストメントの評判は?
ここからはハヤテインベストメントの良い評判と悪い評判の両方を紹介し、公平に口コミを確認していきましょう。
ハヤテインベストメント及び代表の杉原氏の評判は下記の通りです。
良い評判
ハヤテインベストメント 杉原行洋氏が生出演しました。面談相手と紹介されたロコガイド社はくふうカンパニー社と経営統合予定(両社とも穐田誉輝氏が筆頭株主)の会社、後半紹介されたベステラ社にはMSCBを提案・引受。キャピタルストラクチャーアーブに強い事業者に見えました。#毎日モーサテ
— やすべえ|配当と株主優待がチュキダカラァ (@terakoyayasube) September 27, 2021
ハヤテインベストメント すごいね 27か28歳の時にファンド組成
ジャパニーズドリームやね pic.twitter.com/nGQmMyZH8J— トレードの墓跡 ストップ置く 難平しない 順張り (@t_multibook) March 10, 2019
悪い評判
ハヤテインベストメント、知らないし機関投資家ではないから関係ないけど、感染予防効果の無いフェイスシールドを今時付けていたのを見て、人として信頼出来ないな。#モーサテ #テレ東
— そうしゅん (@ysoushun) September 26, 2021
ハヤテインベストメントが渋い。
— 野村 俊介 (@ShunsukeNomura) June 12, 2019
企業に対する口コミは非常に少なく、悪い評判はほとんどありませんでした。
一方で、メディアに取り上げられることも多い杉原氏への口コミが多い状況です。
ネガティブな意見も一部ありましたが、基本的にはポジティブな意見が大半を占めていました。
また、運用しているヘッジファンドに関する口コミはありません。
ハヤテインベストメントの実績
ハヤテインベストメントの評判から投資をしている個人投資家が少なく、運用実績に関わる情報はどのヘッジファンドでも基本的に公開されません。
ただし、ハヤテインベストメントが助言した数多くのヘッジファンドが実績をあげ、賞を獲得しているので、具体的な例を紹介します。
- バークレイヘッジ:2013年~2015年までロング・ショート・ファンドで1位
- ユーリカヘッジ:2018年にベスト・ジャパン・ヘッジファンド賞とベスト・シンガポール・ヘッジファンド賞を受賞
- HFM Week:2015年~2017年まで日本株ロング・ショート賞受賞
ハヤテインベストメントの運用商品の実績は不明ですが、助言したファンドがロング・ショート戦略において大きな成果をあげています。
同社の具体的な運用成績を知りたい方は、公式サイトから連絡して確認しましょう。
電話番号・emailアドレスは公式サイトに公開されていないので、問い合わせフォームが唯一の窓口です。
ハヤテインベストメントの注意点
ハヤテインベストメントは実際に投資をしたという報告が非常に少なく、ヘッジファンドに関する具体的な情報がほとんどないので最低投資額についても不明です。
ヘッジファンド投資は基本的に1,000万円以上必要になるので、用意できる金額が少ない場合は別の投資先を探すことをおすすめします。
また、投資の報告がないことを考えても機関投資家や、ごく一部の個人投資家のみ投資を受け入れている可能性があります。
出資を受け入れるかどうかは運用会社次第であるため、資金がある場合でも必ず投資できるとは限らない点に気をつけましょう。
ハヤテインベストメントはどんな人向けの商品か
ハヤテインベストメントは次のような人に向いているヘッジファンドです。
- 個人投資家よりも機関投資家向け
- 成長性のある中小企業の支援を目的に投資したい
- 最低でも1,000万円より多く用意できる人
ヘッジファンドは個人投資家を積極的に受け入れる場合と、基本的に機関投資家の出資以外を受け付けない場合があります。
同社は個人投資家を積極的に募集していない可能性が高いので、どちらかといえば機関投資家向けのヘッジファンドです。
しかし、個人投資家が投資できないとは明言していません。
個人で投資するなら、できる限り多くの資産を用意して、ハヤテインベストメントにコンタクトを取るとよいでしょう。