キャピタルアセットマネジメントとは?基本情報、評判や実績も含め徹底解説。

公募ファンドのキャピタルアセットマネジメント 国内

キャピタルアセットマネジメントは、ベトナムなどのアセアン株を投資対象にした5つの新興国株式型投資信託を運用する企業です。

マーケットレポートの公開や、YouTube、Facebook、TwitterなどのSNSを活用した情報発信にも積極的です。

話題になることが多いアセアン・新興国株の成長性を評価しているということで、同社の投資信託に興味がある方も多いことでしょう
しかし、情報が少なく海外株となると投資をすべきかどうかが分からない方もいるかと思います。

そこで本記事では、キャピタルアセットマネジメントの基本情報、投資戦略、評判、具体的な利回りなどの実績、投資する上での注意点について解説します。

投資を判断する上での材料を整理して、紹介していくので是非参考にしてくださいね。

キャピタルアセットマネジメントの概要

キャピタルアセットマネジメントトップのキャプチャ

社名 キャピタル アセットマネジメント株式会社
Capital Asset Management Co., Ltd.
設立 2004年1月26日
代表者 山崎 年喜
拠点 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-13-7 四国ビルディング 9階
事業内容
  • 金融商品取引業
  • 商品投資顧問業
公式サイト http://www.capital-am.co.jp/index.html

キャピタルアセットマネジメント株式会社は2004年に設立された、投資信託の運用会社です。

主にベトナム、フィリピンなどアセアン株を投資対象にした投資信託の販売を行っています。

運用商品は合計で9つあり、そのうち5つの商品が新興国株式を対象にした投資信託です。

キャピタルアセットマネジメントの特徴

数多くのファンドと差別化された特徴

キャピタルアセットマネジメントは、ベトナムなどの成長外国株を対象にした投資信託の運用に特化した企業です。

アセアン株をはじめとする新興国株式への投資が中心ですが、日本株式、北米株式、全世界株式を投資対象にした投資信託も取り扱っています。
さらに、同社はアセアン株の運用だけでなく、アセアン株に関する情報発信にも積極的です。

また、公式サイトでは週に一度のペースで更新されるアセアン株に関するレポートに加えて、YouTubeに投稿されているビデオ形式のレポートも公開しています。
加えて、Facebook、Twitterアカウントもあり、SNSによる情報の発信も行っています。

投資信託を販売・運用するだけにとどまらず、ベトナムをはじめとする新興国株の魅力を投資家に知ってもらう活動もしているといえるでしょう

公式サイトから分かるキャピタルアセットマネジメントの活動は、投資信託の運用業務と情報発信によるマーケティングが中心となります。

キャピタルアセットマネジメントの投資戦略について

チェスのように多彩な投資戦略を練る

キャピタルアセットマネジメントの投資戦略は主に2つあります。

  • アセアン投資
  • 銘柄・投資タイミングの分散の徹底

それぞれ詳しく解説します。

アセアン投資

キャピタルアセットマネジメントの商品における最大の特徴は投資対象であるアセアン株です。

アセアンは東南アジア諸国連合のことであり、1967年のバンコク宣言によって設立し、2021年現在では10つの加盟国によって形成されています。

  • インドネシア
  • カンボジア
  • シンガポール
  • タイ
  • フィリピン
  • ブルネイ
  • ベトナム
  • マレーシア
  • ミャンマー
  • ラオス

上記の10か国の中で、同社が投資対象として注目しているのがベトナム、インドネシア、フィリピン、タイです。
世界の主要株式市場の騰落率に着目し、過去15年間でフィリピンとインドネシアは5倍の成長を見せました。

一方で、同社が最も重視しているベトナムは高い経済成長率予想と低いPERでまだ市場で評価されていないことから、今後の成長に期待できると考えています。

しかし、アセアンの個別銘柄は日本の一般投資家が投資するのは難しいのが現状です。

現状では、アセアン株に投資するならプロに任せるのが最適になります。
新興国株式を効率的にポートフォリオに組み込みたい投資家の需要を満たしているといえるでしょう。

ベトナムを対象にした商品が充実

キャピタルアセットマネジメントは代表取締役の山崎年喜氏がベトナムに知見のある人物です。
そのため、CAMベトナムファンド、ベトナム成長株インカムファンドなどのベトナムを投資対象にした商品が充実しています。

新興国投資で問題になるのは、流動性が先進国株と比較して低く、現地の情報収集が困難であることが挙げられます。

しかし、同社は長年の運用実績に加えて、関係者とのネットワークが充実しているため、新興国株投資に優位性を持っています。

アセアン株を取り扱う上での優位性とリスク管理を徹底していることから、リスクの高い新興国株に投資しても安定したパフォーマンスが期待できるといえるでしょう。

銘柄・投資タイミングの分散の徹底

アセアン株に限らずキャピタルアセットマネジメントは資産運用における3つの基本を大事にしています。

銘柄の分散
投資タイミングの分散
長期投資に徹する

同社は魅力のあるアセアンの個別株に集中して投資するのではなく、一定数以上の銘柄に分散投資しています。
銘柄を分散させることで、先進国と比較してリスクが高いアセアン株のリスクを軽減しているのです。

さらに資金投入を複数回に分けて分散することで投資タイミングの分散も行っています。

そして、これらの投資戦略は長期投資に徹することで効果を発揮します。

アセアン株は経済成長の恩恵が受けやすいので、長期投資に適している投資対象です。

参考:アセアン投資の魅力|キャピタル アセットマネジメント株式会社

キャピタルアセットマネジメントの評判は?

ネット上の様々な口コミ・評判

キャピタルアセットマネジメントのTwitterにおける評判をピックアップしました。

x.com

x.com

まず、同社と上場会社のキャピタル・アセット・プランニング(3965)を混同しているツイートが多く見かけられました。

そのため、キャピタルアセットマネジメントについて明確に言及しているかどうか判断に困る口コミも多いのが現状です。

確実に同社について言及している口コミを探すと、同社のセミナーや、情報発信に関するツイートが多く、実際に商品に投資している方の発言も少数ほど見られました。

目立った評判がなく、口コミからキャピタルアセットマネジメントの良し悪しを判断するのは困難といえるでしょう。

キャピタルアセットマネジメントのこれまでの実績

今まで積み上げてきたこと

キャピタルアセットマネジメントの新興国株式を対象にした投資信託を中心に運用実績を下記にまとめました。

銘柄名 1か月 6か月 1年 3年
CAMベトナムファンド 6.4% 12.2% 20.7% 65.3%
ベトナム成長株インカムファンド 8.2% 15.9% 27.7% 79.7%
フィリピン株ファンド 4.4% 14.3% 10.1% 19.1%
アセアンワールドファンド 5.1% 9.9% 11.9% 49.9%
アセアンCAM-VIPファンド 5.3% 8.8% 13.8% 52.5%
世界シェールガス株ファンド 8.7% 14.1% 71.5% 80.6%
世界ツーリズム株式ファンド 0.5% -3.7% 67.8%
知的資本日本株ファンド -1.6% 4.7%

特に同社の主力商品であるベトナムを対象にしたファンドのパフォーマンスが高く、3年で60%以上の高い利回りを獲得しています

ベトナムを投資対象にした日本の投資信託に投資する際にこちらの運用実績は大きな参考になります。

ただし、上記のパフォーマンスは過去の運用実績であるため、今後も高いリターンが維持できる保証はありません。

また、日本株式やグローバル株式を対象にした投資信託のパフォーマンスは世界シェールガス株ファンドを除き、他の商品と比較して低迷しています。

運用成績から投資を検討するならベトナムを対象にした投資信託から検討したいところです。

キャピタルアセットマネジメントの注意点

投資前に注意・確認すべきポイントとは?

キャピタルアセットマネジメントの投資信託の購入は、該当する商品の取り扱いがある証券会社の口座開設が必要です。

必ずしもすべての商品が取り扱われていない場合や、そもそも取り扱いのない証券会社も存在します。

そのため、必ず商品の取り扱いがある証券会社に口座を開設するようにしましょう。

また、SBI証券と楽天証券ではキャピタルアセットマネジメントが運用するすべての投資信託を取り扱っているので最適です。

キャピタルアセットマネジメントはどんな人向けの商品か

どんな人が投資をするのに向いている?

キャピタルアセットマネジメントは下記のような人に向いている商品です。

  • 長期運用を前提に投資する人
  • リスク許容度が高く、アセアン株の成長に期待する人
  • アセアンの中でもベトナムに興味のある人

同社の運用方針は長期運用になるため、長期の投資先を探している人に適しています。

また、アセアンをはじめとする新興国株は先進国と比較してリスクが高いため、リスクを許容できることも重要です。

その上で長期的な目線でアセアン株の成長に期待する人に向いているといえるでしょう。

最後に、同社はアセアン株の中でもベトナム株に力を入れているので、ベトナム株への投資に興味のある人にとっては最適な商品になります。

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